
病院や施設で、高齢者や障害者が徘徊したり、点滴やチューブを引き抜くといった事態を防ぐため車いすやベッドに縛ったり、ベッドを柵で囲う、特別な衣服によって動作を制限することです。厚労省の通達で、介護保険事業者に対して緊急やむを得ぬ場合を除き、原則禁止されています。
入浴、排泄、着替えなど、直接要介護者の身体にふれて行なう介護のことで、これを行うために必要な準備とその後の始末までを含みます。食事、入浴、衣類着脱、排泄の介護、病院への通院や診察の付き添いなどがあります。
足を温かい湯に浸して洗う部分浴のことです。ベッドなど横たわったままでも出来るので、入浴が困難な高齢者にとっても負担が少なくすみます。足が温められると、全身の血液循環が改善されて温まるとともに、精神的にもリラックスして、安眠を促す効果もあります。
床ずれのことです。寝たままで同じ姿勢をつづけた場合に、身体の一部が長時間にわたり圧迫され血液の流れが低下して起こります。皮膚組織の循環障害により発赤、腫脹、びらん、潰瘍の形成を経て、ついには壊死に陥ることです。あおむけの状態では後頭部や肩甲骨、尾てい骨の上部(仙骨部)、踵骨部など、横向けでは耳、肩、ひじなどに多く発生します。同じ場所に圧迫がかからないように、定期的に体位変換を行うことや、除圧マットの利用、栄養管理、皮膚の清潔などによる予防が必要となります。
身体に装着し機能を補助する器具のことです。使用する部分によって、体幹、上肢、下肢、靴型装具などがあり、体重の維持、失われた機能の補助、変形の予防・矯正を目的として作られています。
精神障害者の福祉増進をめざす専門職で国家資格です。精神科の医療機関、保健所、精神障害者の福祉施設などに所属して、精神障害者が日常生活に適応するための訓練や支援を行ない、相談やアドバイス、指導などを社会復帰を援助します。
睡眠の質や量、リズムに障害のある状態を指します。入眠困難、中途覚醒、早朝覚醒、深睡眠の減少、レム睡眠の減少のほか、いびき、歯ぎしり、頻尿、寝言、睡眠時無呼吸症候群、睡眠時遊行症などの種類があります。
社会福祉主事任用資格と同等以上の能力があり、利用者とその家族に適切な相談、援助等を行う能力を有すると認められる者とされています。関係機関や地域との連絡調整を行う専門職員のことです。
保護施設、老人福祉施設、身体障害者更正援護施設などで、利用者の基本的生活習慣の指導を行う職員のことを言います。
国が生活に困窮するすべての国民に対して、その困窮の程度に応じ必要な保護を行い、最低限の生活を保障するとともに生活を立て直すために必要な支援をしてゆく社会福祉の中核となる制度です。保護には生活扶助、教育扶助、住宅扶助、医療扶助、介護扶助、出産扶助、生業扶助、葬祭扶助の8種類があります。
入浴ができないときに蒸しタオルなどで身体を拭き、清潔さを保つことです。皮膚の汚れを取るだけでなく、マッサージ効果も得られ、血行を盛んにするので、気分がさっぱりし気分転換にも繋がります。床ずれ防止や便通を整えるためにも重要です。
障害を持っていても、残された機能を用いて能力を発揮できることを言います。
介護保険制度で指定されている特別養護老人ホーム、介護老人保健施設、介護療養型医療施設の3つの施設に入所することで受けられるサービスのことを言い、要介護者が対象になります。
要介護・要支援の状態となった方に対して、利用者が居宅で可能な限り日常生活を送れるように、心身の機能の維持・回復を理学療法、作業療法等のリハビリテーションを用いたサービスを行います。
介護保険による居宅サービスの一つで、在宅で生活をする利用者宅へ訪問して、訪問看護ステーションや病院・診療所の看護士が医療的なサポートをすることです。
都道府県知事の指定を受けた有料老人ホームや軽費老人ホームに入所している、要支援者や要介護者に対して、出来る限り自立した生活を送れるように支援するサービスのことです。
要介護者・要支援者のケアプランを作成すること、サービス事業者との連絡・調整などを行う介護保険の指定を受けたものを言います。
訪問介護や通所介護などのサービスを提供する事業者として都道府県知事の指定を受けています。
介護保険の施設サービスを提供する施設の一つで「特別養護老人ホーム」のことを言います。サービス従業者の人員、設備および運営に関する基準を満すと、都道府県知事より指定を受けられます。
精神上の障害により判断能力が不十分で、財産上の法律行為(財産管理・契約締結・介護保健サービスの手続きなど)が難しい認知症、知的障害、精神障害など方々を保護し、支援するのが成年後見制度です。家庭裁判所が成年後見人を選任する「法定後見」と、本人が任意で選ぶ「任意後見」があります。
介護保険制度において、要介護者・要支援者等に対して介護保険のサービスとは別に、市町村独自の保険給付として定めた給付のことです。例えば、移送サービス、配食サービスなどがあります。
職務上、知り得た情報を他人に決して話さない義務をいいます。介護福祉士、医師、看護師、ヘルパー、ボランティアなど、すべての関係者が責任を負っています。また、その職務を離れた場合でも同様とされ、違反した者には処罰が課せられます。
大脳の言語中枢が損傷されることによって生ずる言語機能の障害のことです。代表例として運動失語、感覚失語、健忘失語があります。これにより、すでに獲得していた言語を話したり、聞いたり、書いたり、読んだりすることができなくなったりしますが、記憶障害や知的障害とは異なります。
精神や末梢神経、感覚器に障害はありませんが、物や音、重さ、形を認識できない状態を指します。
運動機能に問題はなく行動する意思も十分ありますが、目的に合った動作や意思通りの行動が正しくできないことを指します。肢体運動失行、観念失行、構成失行、着衣失行などがあり、高次脳機能障害の一種です。
在宅の要介護者や慢性疾患患者等に対して、訪問診療、訪問看護等の医療行為、リハビリテーション、服薬指導、栄養指導などを行うことを言います。
高齢者や心身に障害があり、日常生活に支障を来たしている人に対して居宅で介護を行うことを言います。
食事、排泄、入浴や移動などの生活全般における行為を援助者が助けることをいいます。援助者が介助しなければ生活をまったく行うことができない状態を、全介助状態といいます。
本人に悪気はありませんが、自分が経験していないことを、経験したように話してしまうことを言います。認知症の症状のひとつです。
心身に障害を持つ人に対して、諸機能の回復・維持できるように訓練(生活動作訓練・作業訓練)、指導を行うリハビリテーションの専門職です。この資格は、定められた国家試験に合格して免許が得られます。
介護保険の要介護・要支援の認定、更新する際に、主治医が医学的見地から書く意見書のことです。
体に負担がかかる生活習慣の因子が深く関わってくる生活習慣病の中でも、死因の6割を占める病気のことを言います。「がん」「脳血管疾患」「心疾患」があげられます。
利用者や家族で自ら考え、決定できるよう経済的、社会的、心理的な問題に関する相談、福祉に関する相談・アドバイス・指導などの援助を行なう専門職です。国家資格の専門職では社会福祉士と精神保健福祉士があります。
ノルウェーの医師・セラピストによって開発された介護予防・障害予防の効果を高めるためのリハビリテーション機器のことです。スリングロープの特性を活かし、個々の身体状態に合わせたストレッチングや筋力増強などを行う運動療法で、楽しみながら無理なくバランス能力や筋力、柔軟性の向上を図ることができます。
直腸や肛門、膀胱切除したことで人工的に腹壁に設けた排泄口の呼び名でストマともいいます。身体の一部の欠損または機能の障害を補い、日常生活を容易にするために用いられる器具で、身体障害者福祉法にもとづく補装具の交付品目として採用されています。神経がなく痛みを感じないので、傷つかないように取扱いに注意する必要があります。
移動の困難な人を寝かせた状態で移動できる車付きベッド(担架車)のことです。高さ、背上げ調節を備えたタイプや救急車に積載されている折りたためる収納型、畳や床などの低い位置やストレッチャーが入れない場所に使用できるタンカー取り外し型などさまざまなタイプがあり、点滴器具・酸素ボンベなどの医療機器を備えられるものもあります。
在宅の障害児や障害者、要介護・要支援者などが、福祉施設に一時的に入所し受ける介護サービスのことです。家族が急な病気や事故、出産、冠婚葬祭、旅行などその他の理由により一時的に介護ができなくなったときに利用できます。期間は原則として七日以内とされています。
意識障害の一種で、脳の機能が一時的に急激に低下し、意識混濁と幻覚、錯覚、不安、不穏、興奮を示す状態のことをいいます。アルコール依存症や認知症によく見られる症状です。